新装版LOM - かにきめらのかにっき

苦節(早まった思い込みから)一ヶ月、念願かなって手に入れました。

内容は全５巻だったコミック版を上下巻に収録。

漫画自体の内容は変化無しですが、

　・一部のカラー画稿やカラーカットの掲載。

　・表紙と裏表紙の書き下ろし

　・天野シロ先生とトトの対談形式の漫画(上下巻共に収録)

　・新約アンソロの天野シロ先生の作品(上巻収録

書下ろしでは本編未登場のレイチェル、3人娘、バーンズ、海賊ペンギン、ぶにゅ、豆一族、ヘイソン、ハッソン、ボンボヤジ、マシンゴーレム、ベル、グラシエール、鳩血鬼、プッツイが登場(レイチェル以外は1カットだけですが

3人娘はかなり別嬪に描かれているのでファンなら必見か)

コミックス版の表紙は外内ともに無く、巻末の電波お便り塾も未収録でした。

ちなみに(税抜)価格は

　コミックス　552＋571×2＋600×2の2904円

　新装版　　　1300×2の2600円

と若干お得になっております。

本編の話になるとゲームをベースにしながらかなりスピーディーに展開(後半は少しペースダウンですが)

そのためか他のゲーム漫画のようなダラダラ感が感じられないのは大きいですね

(大抵はゲームの内容をより細かくやろうとして描く量が膨大になってしまうっていう悪循環に陥りやすいので)

というか主人公トトのクラッシュした設定で原作のゲームとは70°違うノリになってますしね、現作とマナの樹が再生なのに、漫画だとマナの樹の腐敗部分文字通り斬り飛ばして決別させてしまうという考えようによっては真逆のオチに。

それでも批判がこないのは漫画としてのレベルの高さからなのでしょうか?その一方で無理に制約をかけず作者のセンスにほとんど委ねた当時のスタッフの器量にも驚きます。